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2006年5月12日 (金)

高齢者の朝食は菓子パンが人気?

 高齢者の朝食といえば、「ご飯・お味噌汁・お漬物・おかず」という和食のイメージを私は持っていました。しかし、実際に利用者さんや患者様に聞くと、「朝はパンだね」とおっしゃる方が多くいらっしゃいました。もしかしたら、朝食にパンを食べる方のほうが多いかもしれません。若い頃は朝食に白米を食べていた方が多く、高齢になってから、パンを朝食に食べるようになったそうです。なぜ、朝食が白米からパンに変化したのか、考えてみました。

 訪問リハビリにいくと、菓子パン(ロールパンや、レーズンパン、アンパンなど)が2-3個入った袋がテーブルの上やベットサイドテーブルに置かれているのをよく見かけます。袋から片手でひょいとつまんで、そのまま食べれる菓子パンは、いつでもどこでも食べられて便利です。パンの朝食の利点を考えてみました。

  • 片手でつかんで食べることができ、片麻痺や、手指の巧緻性が低下していても自分で食べることが比較的簡単である。
  • 調理せずに直接食べることができる。またはトースターで温める程度で簡単な工程で食べられる。
  • ベットに横になったまま(嚥下の問題が発生してしまうから行ってはいけないのだけれど!!)食べることができる
  • 後片付けが必要ない
  • 日中独居であり、介護家族が不在で朝食の用意ができなくても、パンをベットサイドテーブルに置いておけば、好きなときに食べることができる。

他にもパン食の利点がありそうです。また、こんな一言もありました。「昔に比べて食が細くなったというか、朝あんまりたくさん食べれないの・・パンと牛乳でけっこうおなかがいっぱいになる」とのことです。高齢になるにつれて食品の摂取量が減り、和食よりもパンでも十分間に合うのかもしれません。

また、独居や、老夫婦二人暮らしだと、味噌汁を作っても余ってしまい、もったいないから作らなくなってしまい、パン食が多くなったということもあります。

高齢になるにつれて、食生活も変化してゆくものなのだなあと感じました。

PS.マクドナルドなどで高齢者用の朝食セットとして、あんぱんや蒸しパンとコーヒーのセットを作ったらヒットするかもしれませんね(笑)。

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コメント

 こんばんわ。最近、マクド(マック)に行ってきたので、なるほど~って思いました。
 勤務している病院では、患者さんに「パンとご飯どっちがすきですか?」と伺っているんですが、わたしのとこは”お米派”が多いです。今日も、お伺いしたら3食ともご飯でいいと言われました。地域によっても違うんですかね!?
 嚥下的にはパンもご飯も難しく、病院では泣く泣くお粥のペースト・トロミやゼリーを出さざるを得ない方もいらっしゃいますが、美味しいものを食べてもらいたいなっていつも思います。
 あっ、リンクを貼らせて頂いてもよろしいでしょうか??

投稿: ささのは | 2006年5月13日 (土) 22時02分

ふうこさん、こんばんわ!
お久しぶりです。
僕もデイで働いてたときに1人暮らしの利用者さんと
買物に行ってましたが、パンばかり買ってました。
作ることを考えると、やっぱり楽みたいですね。
少しは賞味期限も長く、食べやすいのもあったみたいですけどね。
僕は今度、自分で開業することにしました。
いろいろ大変だと思うんですが、頑張っていこうと思います。

投稿: かける | 2006年5月14日 (日) 23時48分

>ささのはさんへ
こんばんわ。
リンク大歓迎です。私もリンク貼らせていただいてもよろしいでしょうか?
マクドナルドのことを「マクド」というのは、ささのはさんのご出身はもしかして関西方面ですか?(違ったらすみません)兵庫県の親戚が「マクド」と言っていたのを思い出しました。

私の職場は関東で、みなさんご飯が大好なお米派です。施設の昼食もほとんどの方がご飯を選んでいらっしゃいます。できれば三食お米をべたいというかたが多いです。
しかし、私の職場は利用者さんのほとんどが独居または、老夫婦二人暮らしなのです。こういった生活環境から、パンを召し上がるようになった方が多いです。一人暮らしだとご飯を炊くのはかなり大変です。片手が廃用手だとさらに片づけを含めてかなり難しいです。
介護してくれる家族がいれば、きっとお米を食べていらっしゃると思うのですが・・・。

ブログの題名が不適切だったようでわかりにくくてすみません。上記の題名だと、「パンが好きで食べている」ような印象ですね。
正しくは「お米が好きだけれども、生活の環境から菓子パンを朝食に食べる習慣となった高齢者さま」(これでもわかりにくいですが、すみません)

嚥下の問題を抱えた患者様も最近在宅でも急増しています。私のところはSTさんがいないので、Ns,PT,OTで試行錯誤していますが、悩みは尽きないです。STさんが在宅リハに来てくれたらどんなに患者様のためになるか、痛感しています。

投稿: ふうこ | 2006年5月16日 (火) 20時00分

>かけるさんへ

開業おめでとうございます。これからいろいろと大変なこともあると思いますが、デイでの経験があるかけるさんなら、きっと地域の方々に喜ばれるすてきな治療院になるのではないかと思います。頑張ってください。

やはり買い物でもパンを選ぶ方がいらっしゃるのですね。そうそう、パンってけっこう日持ちするんですよね、ちょっとびっくりしました。この点でも一人暮らしの方には便利なのかもしれません。しょっちゅう買い物に一人で行けない方にはいいですね。私のところでは、小さなアンパンが5個くらい細長い袋に入ったものが人気でした。

投稿: ふうこ | 2006年5月16日 (火) 20時27分

 こんばんわ。リンクありがとうございました。
 わたしは今は関西です。だからマクドと呼んでいます。けど、1年目は長野で働いていたので関東とごちゃごちゃです。
 STで在宅をしている方って少なそうですね。言語はともかく、嚥下はリスクが高いですし。何といっても母数(職種の絶対数)が少ないのもあるのかもしれません。
 先日、AEDのアシスタントにいったときに、在宅してくれへん?と頼まれました。ニーズは高そうです。

投稿: ささのは | 2006年5月16日 (火) 22時36分

>ささのはさんへ
関西では、やっぱりマクドナルドは「マクド」なんですね(笑)兵庫県の親戚はマクドの「ク」にアクセントを強く発音していました。
私もSTさんが在宅しているのを見たことは勉強会で一回だけです。絶対数が少ないですもんね・・・。でも需要は多いと思います。最近嚥下の問題を抱える患者様が多いですし、ちょっと嚥下が悪くなってきたなあとおもったらあれよあれよと悪くなって、食べられなくなってしまいます。STさんがいてくれたら・・・と思うこのごろです。

投稿: ふうこ | 2006年5月17日 (水) 21時47分

はじめまして☆ 絵美と申します☆ 怪しいものではありませんので…(笑)

私は今某大学4年生で、卒業論文を始めてる段階です。それで、テーマが「高齢化・過疎化社会における買い物システムのデザイン提案」なんです☆ デザイン系の大学かといったら、そういう訳ではないのですが、一応デザイン提案という形で、論文と作品を提出することになっています。
その問題点や資料集めで、ネットでいろいろ調べていたところ、こちらのブログにたどり着きました☆

マックでの光景や、パンを好んで食べる…なんて、全く知らない現状でしたので、ブログを読んで感動しました☆★

これからもブログ見させていただいてよろしいでしょうか★?? なにか新しい切り口などが見つかりそうな予感がします★

またコメントしにきますね★  では★

投稿: 絵美 | 2006年5月18日 (木) 16時49分

>絵美さんへ
はじめまして。
卒論のテーマ「高齢化・過疎化社会における買い物システムのデザイン提案」はとても面白そうですね。リハビリ職としてもとても興味があります。作品が完成したら見てみたいなぁ・・いいですか?

高齢者の食生活や買い物は、家族や地域などの生活環境によって大きく異なってくるみたいです。
私のブログは、都市部で、団地やマンション等の集合住宅に住む独居または老夫婦の二人暮らしの方々の生活が中心となっています。これが、親子孫の三代同居が中心の地域だとまたお買い物や食生活も違ってくると思います。また、私はリハビリ職なので、障害手帳を持っていたり、介護認定を受けた高齢者の生活を主に書いています。

私のブログが絵美さんの卒論の参考になれば嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

投稿: ふうこ | 2006年5月22日 (月) 21時10分

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